


当センターでは、健康意識が高まる健診当日の機会を活かして、受診者自らが問題となる生活習慣に気づき、主体的に生活習慣改善に取り組むことを支援するための保健指導(健康処方)プログラムを開発し、その実用性や有効性を検討している。
健診当日の保健指導の流れは、まず診察までの待ち時間を利用して小集団による健康プラン立案のための集団健康処方(約20分)を行い、さらに診察で医師が必要と判断した受診者には、保健師・管理栄養士による個別処方(約20分)を実施する(図1)。

当センターでは、健康意識が高まる健診当日の機会を活かして、受診者自らが問題となる生活習慣に気づき、主体的に生活習慣改善に取り組むことを支援するための保健指導(健康処方)プログラムを開発し、その実用性や有効性を検討している。
健診当日の保健指導の流れは、まず診察までの待ち時間を利用して小集団による健康プラン立案のための集団健康処方(約20分)を行い、さらに診察で医師が必要と判断した受診者には、保健師・管理栄養士による個別処方(約20分)を実施する(図1)。

平成15年度よりK健康保険組合との共同事業として、健診当日の集団健康処方で立てた健康プランの実践を支援する1ヵ月間の簡易な通信教育によるフォローアップを加え、その効果を検討するためのモデル事業を実施している。
この取り組みの効果を調べたところ、肥満、高コレステロール血症、高血圧、メタボリック・シンドロームの有所見者において、健診当日の集団健康処方に加えてフォローアップに参加した者では、参加しなかった者に比べて、検査所見の改善効果や悪化の抑制効果が示唆されました。この結果は単年度または2年間連続した取り組みのいずれにおいても同様の効果がみられました(図4)。
さらに、フォローアップをほぼ実施していない同業のS社(初年度の集団健康処方のみ実施)の受診者とマッチドペアを作成し、2年間連続して実施した集団健康処方と通信制のフォローアッププログラムの効果を検討した。その結果、健診当日の集団健康処方に加えて1ヵ月間のフォローアッププログラムを実施したK社の受診者ではS社の受診者に比べて、高血圧の有所見者の改善割合が有意に高いことがわかりました。血圧の改善は拡張期血圧単独の改善が改善者の大半(88%)を占めた。また、肥満、高コレステロール血症、メタボリックシンドロームの各有所見者において有意ではないものの検査値の改善や悪化の抑制効果がみられた。

2008年度からの特定健診の導入に先立ち、2007年度に携帯電話を用いた8週間のIT支援プログラムを開発し、このプログラムを8週目まで利用した342人について、その使い勝手や効果を検討した。
その結果、これまで実施していた記録用紙を用いた支援コースに比べて、参加者の向上がみられた。また、8週間の取り組み期間中の平均歩数が有意に増加し、プログラム開始時に歩数の少なかったグループで改善効果が特に大きいことがわかった(図5)。
