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米国政府の医学研究組織であるCDC(疾病対策予防センター)は、インフルエンザなどの感染症の世界的な予防対策基地として良く知られていますが、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)などの生活習慣病の危険因子とされる血液中の脂質(総コレステロール、HDLコレステロール[別名:善玉コレステロ−ル]、LDLコレステロール[別名:悪玉コレステロール]、トリグリセライド[中性脂肪])の測定値を標準化するための国際拠点として、50年も前から知られています。このことから、CDCはWHO(世界保健機関)の協力センターに指定されています。標準化とは、病院などの検査室が正確な測定値を受診者に報告できるように支援する精度管理システムのことです。
| 日本内科学会は、メタボリックシンドロームの診断基準として、次のように規定しています。 |
内臓脂肪(腹腔内脂肪)の蓄積が
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ウエスト周囲径 男性≧85cm 女性≧90cm (この項目に加えて、以下の2項目以上が該当したときに、メタボリックシンドロームと診断されます)
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高トリグリセライド血症 ≧ 150mg/dL かつ/または
低HDLコレステロール血症 <40 mg/dL |
| 収縮期血圧 ≧ 130mmHg かつ/または 拡張期血圧 ≧ 85mmHg |
| 空腹時高血糖 ≧ 110mg/dL |
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メタボリックシンドロームの有無を正し<診断してもらうためには、正確な測定値に基づいて行うことが重要です。そのためには、受診者に正確な測定成績を報告するシステムによる検査室の標準化は避けて通れません。
CDCを中心とするCholesterol Reference Method Laboratory Network (CRMLN)は、世界7ヶ国から成る8ヶ所の脂質基準分析室(下の地図を参照して下さい)で構成される国際ネットワークとして活動しています。健康科学センターもその一員として1992年7月以来、正式登録されています。わが国はもとより、アジアでは最初の脂質基準分析室が、この健康科学センターの6階にあり、世界中の臨床検査室や試薬メーカーを対象とした脂質標準化で活動しています。CDCやCRMLNの基準分析室で求められた高精度の目標値は、各国の基礎的な調査(わが国では、毎年11月に厚生労働省によって実施されている国民健康・栄養調査など)、大規模な疫学研究や臨床試験(治験)等で得られた測定成績の信頼性を保証し、相互比較する為の基準として、欧米諸国で広<受け入れられ、今日では世界的に評価が定着しているところです。
標準化は、皆様の目に直接触れることのない舞台裏の地味な仕事であります。このような信頼性の裏付けとなるトレーサビリティー・システム(標準化)があってはじめて、府民の皆様に質の高い測定成績が医師を通じて返却されております。(2010.01.01)
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